第10回現成公案勉強会(DM文章)

今年もまた龍昌寺での勉教会にカラダが向き始めた。どうしてあの場に向かうのだろうか。手も足も出ないダルマに呼ばれる。ワタシに疲れたワタシが、ワタシにバンザイをさせられるために、このガンコなワタシにしばし休息をあたえるために、このあわれなワタシを湯の中にとかすために、勉強をしに行くのだろうな。 (福田澄子展DM)  

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10回目の正法眼蔵の勉強会になる。何事も10年続けると見えて来るものがあるのかな。ひとつはようやく正法眼蔵を読もうと思えることだ。ようやく少し正面からその道元の文章に向かい合う基礎が出来てきたのだろう。色々な問題の中を生きていて思い悩む毎日だが、このノイローゼを作り出しているのが自分の思いだけであると、ふと出会う瞬間が訪れた。ようやく静かなひと時が生まれた。とことん悩み続けることしか出来ることはなく、もっと具象的に悩むために、正法眼蔵にただ正面から向かうのだ。(田中千絵展DM)

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龍昌寺の勉強会は、10回目。とにかく何度も何度もやってきた。けれでもいつも初めてだった。開催を決めてからもいつもざわざわする。ほんとに行けるのだろうか、行きたいのだろうかと。こことは言えない分からなさに向かって走るかんじだ。ご興味のある方は加島まで。なお、4月18日は正成の結婚式に出席のため加島は不在です。(河口聖展DM)